いらっしゃい 店 質屋
ブランド品流通の第一線として、世界からそして日本から注目されているのは、揺ぎ無い事実なのです。ですから、こうした需要を見込んで、巨額投資をする新規出店の質屋さんが増えるのも別段不思議ではなく、逆にノウハウや業務フローがシッカリしていれば経営や人的な問題は殆どなく、非常に効率の良い商売とて捉えられていると思います。先ほどサラっと年間運用6割(60%)と書きましたが、現在、どの金融機関に預けても年間6%の利回りもありません。質屋情報は記事の下にあります。
しかしながら質屋さんは減っています。札幌では1980年代に200件以上あった組合加盟の質屋さんが、現在では90店舗以下に減ってしまっているそうです。楽観的に考えれば、どんな商売にも光と闇があり、サラリーマンですら明日の我が身は判らない世の中ですから、自分で明日を築ける自営業はまだマシとも取れますし、質屋減少の現実の前に戦々恐々とする自分もまた現実に居るのです。質屋情報は記事の下にあります。衰退かチャンスか正直なところ、質屋さんが減っている事実をもって、即新規参入のチャンスと捉えるのは大変危険です。
単純にこれだけの材料で銀行に与信をしたとすると「要するに質屋の時代は終わった、斜陽産業だから衰退の一途じゃないの?」で終わりです。資金が豊富にあるにせよ、ないにせよ、下火になった産業に参入する人は、一般的に「ドアホウ」と言われます。しかしながら、9月のエントリーで散々紹介したように、ブティック型の新世代質屋さんは、札幌に限らず、東京都内をはじめ大阪・名古屋などの大都市では店舗数を増やしています。質屋情報は記事の下にあります。
こちらも散々述べてますが、テレビや洗濯機の査定をする一方でブランドバッグや腕時計、宝飾品に携わるのですから、一朝一夕ではその査定技術は身につきません。さらに、質屋業務が会社形態ではなく、個人事業主の形態で行われている為、その業務内容がマニュアル化・フロー化されておらず、若い人達が習得するまでには、並々ならぬ我慢と根性が必要となるのです。そこで思い起こすのが、戦前・戦後はもちろん、江戸時代・鎌倉時代に遡るまで「丁稚奉公」と言う制度・シキタリですが(ドイツにもマイスター『職人』制度というのがあります)、良くも悪くも、現代社会の若者にはナカナカ受け入れられませんでした。