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質屋 広島

ここは一つ、マジメに質屋業に取り組もうじゃないかそんな訳で(どんな訳かはまとまりのない今月のエントリーをお読みください)、ここは一丁、マジメに質屋業に取り組んでみようじゃないか、と思った訳であります。但し、取り組む以上は質屋の収益性を理解した上で、質屋の伝統を重んじ、その社会的責任性の高さに基づき、お客様から信頼を寄せられる店作りをしたいと考えています。実のところ、当店のような小規模の質店が出来る事と言えば、マジメに商売をする事くらいしかできませんが、それが、今後小さな店舗が生き残るカギになるのではないか、と考えています。

質屋情報は記事の下にあります。お客様の利用度や、金額、ナマモノかどうかによって前後はするものの、最低でもやや二週間は待ちます。質屋さんでナマモノと言うと、魚肉や野菜ではなく、値下り幅の激しいパソコンやデジタル家電品を指します。うっかり1ヶ月も放置しておくと値段が急落して損をしてしまうので、こうした類の商品は期限が切れてから余り待てません。またデジタル家電は余程の事がなければ「新しい方が良い」と言う側面を持っていますので、割と安心して質流れ品として売却が出来るのです。逆に、数ヶ月置いても価値が変らない宝石や高級腕時計は、質置き主が再度購入する事が難しいので、お客様の立場にたつと、数週間から場合によっては数ヶ月待つこともあります。

単純にこれだけの材料で銀行に与信をしたとすると「要するに質屋の時代は終わった、斜陽産業だから衰退の一途じゃないの?」で終わりです。資金が豊富にあるにせよ、ないにせよ、下火になった産業に参入する人は、一般的に「ドアホウ」と言われます。しかしながら、9月のエントリーで散々紹介したように、ブティック型の新世代質屋さんは、札幌に限らず、東京都内をはじめ大阪・名古屋などの大都市では店舗数を増やしています。質屋情報は記事の下にあります。

質預かりなら、品物は担保として質屋が預かり(民法でいうところの「質権」の設定ですね)、お金を貸し出します。期日までに一定の利息と元本を持ってくれば、品物をお返しします。最初の3ヶ月間は、なんにもしなくても質流れになることはありません。それを過ぎても何にも持ってこなかったら、所有権は質屋に移ります。もし、元本分が期限に間に合わなくても、利息分だけ払ってくれれば、預かり期間を延長できます。大昔の質屋と違って、最近の(といってもここ20年ほどの間ですが)質屋では預かる品物(これを質草“しちぐさ”と申します)が大分変りました。以前は、何でも預かっていたわけです。

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