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質屋 渋谷

質屋利用者の方は、余程の事がなければ、別の質屋に乗り換える事はしない方が多いですが、一度利用したら、次使うときも当店を選んで頂けるように努力をしたいと思います。「質屋」と聞いて、直ぐに連想する言葉は「質流れ品」と勝手に思っておりますが、9月預りの商品がそろそろ期限を迎えております。先日も書いた通り、延長に見えるお客様がチラホラといらっしゃるので現在は流れておりませんが、最初に流れるのは、いつ、どの商品になるのか。質屋さんによって、また商品によって違いはあるのですが、少なくとも私が勤めていた質屋においては期限の翌日に即流してしまうと言う事は殆ど(←微妙)ありません。

質屋情報は記事の下にあります。訪れたバブルしかしながら、デフレ経済の中にあり、給料を稼ぐのが難しくなった今でこそ、年金プラス15万円が魅力的に見えても、バブル成長期の若者にとって、そうでないのは明らかです。もちろん、先行き明るいと信じられていた当時、2006年とはこう言う年ですと判るはずがありませんので、家族が他の魅力的な商売や職業を横目に「とうちゃん、俺は質屋を継ぐよ!」と言えた方は決して多くなかったでしょう。また、週休二日制に加えてまとまった休暇が取れたり、ボーナスがあったり・・・と言う世の中の雇用形態と比較して、ナカナカ休みが取れず、出かける事もママならない質屋業務はさぞかし不便に見えた事と思います。

質屋情報は記事の下にあります。先日もチラっと書きましたが、ガラスショーケースに煌びやかなブランド品が輝く店舗に、テレビや電動工具を持ち込むには、気苦労が要りますし、場合によっては店構えで帰ってしまうお客様もいらっしゃるかもしれません。電化製品ですと、やはり使用中のものが多いので、埃が被っていたり、元箱がなくて袋に入れてきたりがザラで、気後れしてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。質屋の伝統を重んじるそこで、収益性の高いブランド品は、そちらに任せてしまい、「こんなものだけど、いくらかならないかい?」と言うお客様に対して、徹底的に断らない姿勢で商売をしたいと思います。

こちらも散々述べてますが、テレビや洗濯機の査定をする一方でブランドバッグや腕時計、宝飾品に携わるのですから、一朝一夕ではその査定技術は身につきません。さらに、質屋業務が会社形態ではなく、個人事業主の形態で行われている為、その業務内容がマニュアル化・フロー化されておらず、若い人達が習得するまでには、並々ならぬ我慢と根性が必要となるのです。そこで思い起こすのが、戦前・戦後はもちろん、江戸時代・鎌倉時代に遡るまで「丁稚奉公」と言う制度・シキタリですが(ドイツにもマイスター『職人』制度というのがあります)、良くも悪くも、現代社会の若者にはナカナカ受け入れられませんでした。

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