高山 質屋
ここは一つ、マジメに質屋業に取り組もうじゃないかそんな訳で(どんな訳かはまとまりのない今月のエントリーをお読みください)、ここは一丁、マジメに質屋業に取り組んでみようじゃないか、と思った訳であります。但し、取り組む以上は質屋の収益性を理解した上で、質屋の伝統を重んじ、その社会的責任性の高さに基づき、お客様から信頼を寄せられる店作りをしたいと考えています。実のところ、当店のような小規模の質店が出来る事と言えば、マジメに商売をする事くらいしかできませんが、それが、今後小さな店舗が生き残るカギになるのではないか、と考えています。
質屋情報は記事の下にあります。この先、弱小店舗が生き残る道既に述べた通り、質屋の二極化は進んでおり(進みすぎており)、ブティック型の店舗を構える質店が大々的な広告展開をしながら店舗数を拡大する一方、個人経営で後継ぎの居ない質店は閉鎖止む無しと、資本主義経済の流れは、最早止め様がありません。殊、収益性の高い質屋の事ですから、他質店の店員を引き抜いたり、既存質店の近所に新規店舗を展開したりと、投資する方も多いでしょう(私も羨ましいとか言ってるくらいですから、良し悪しの言及はいたしません)。しかしながら、こうして個人経営の質店が減少し、ブティック併設型店舗が増える事は、質屋たる質屋がターゲットとすべき弱者の救済に直接繋がらないのは、資本主義経済の負の一面ではないでしょうかと考えています。
単純にこれだけの材料で銀行に与信をしたとすると「要するに質屋の時代は終わった、斜陽産業だから衰退の一途じゃないの?」で終わりです。資金が豊富にあるにせよ、ないにせよ、下火になった産業に参入する人は、一般的に「ドアホウ」と言われます。しかしながら、9月のエントリーで散々紹介したように、ブティック型の新世代質屋さんは、札幌に限らず、東京都内をはじめ大阪・名古屋などの大都市では店舗数を増やしています。質屋情報は記事の下にあります。
質預かりなら、品物は担保として質屋が預かり(民法でいうところの「質権」の設定ですね)、お金を貸し出します。期日までに一定の利息と元本を持ってくれば、品物をお返しします。最初の3ヶ月間は、なんにもしなくても質流れになることはありません。それを過ぎても何にも持ってこなかったら、所有権は質屋に移ります。もし、元本分が期限に間に合わなくても、利息分だけ払ってくれれば、預かり期間を延長できます。大昔の質屋と違って、最近の(といってもここ20年ほどの間ですが)質屋では預かる品物(これを質草“しちぐさ”と申します)が大分変りました。以前は、何でも預かっていたわけです。